大学受験、4~7月この時期にやって力がつく問題集、参考書【数学編】≪合格請負人がおすすめする「力の付く教材」厳選5選≫

勉強の仕方、受験の基礎知識、教材の選び方など

「この時期だからこそ」の厳選教材です!

教材選びにはもう迷わない!コレで決まりの5冊です!

塾長
塾長

こんにちは、塾長タイガーです!

今回は「大学受験・教材編」です!

筆者である僕の簡単なプロフィールです

  • 某有名学習塾の塾長を今年3月まで、10年間勤める
  • 個別指導塾としての日本最大の生徒数を樹立
  • 大学受験を専門に扱い、数学、国語の教科担当兼保護者対応、生徒進路指導責任者
  • 大学受験・第一志望合格率85%以上3期連続達成!

毎年大学受験で大きな実績を出させていただいていた理由の一つが、

  • 的確な分析」と「提案」

にあったと思います

生徒の現状の力、学習量などを「分析」、その上で目標達成に必要な様々な「提案」をする…

これが塾長兼講師である僕の仕事である、と認識してそれに徹してきました

そこで、「教材の提案力」というのは非常に大きな要(かなめ)です

幸い僕は、自他ともに認める「教材オタク」だったので、そこには全く苦労しませんでした

この「4~7月」という「スタートダッシュ期間」にふさわしいおすすめ教材を、レベル別に「厳選5選」という形でご紹介したいと思います

いや~今回5冊に絞るのは非常に苦労しました!

今回挙げなかった中にも、大好きで、いい教材がたくさんあります

ただ、以下に挙げる「3つの基準」で、鳴く鳴く今回の5冊に絞らせていただきました!

今回切らせていただいた教材も、いずれ「その時期にあった教材」、「目的にあった教材」としてご紹介していきますので、お楽しみにしてください

今回、「スタートダッシュ期間・適正教材」として、この5冊を認定させていただきます

塾長
塾長

では、今回の厳選の「3つの基準」です!

  1. 難易度
    この時期にふさわしい難易度であること
    あくまでも「ベーシックトレーニング的」であること
  2. 必要な知識が網羅されているか
    いくら苦手な生徒対象のものであっても、必要な知識を兼ね備えていなければ意味がないこと
  3. 量が適していること
    「3か月間のみ」かつ「まだ学習量が少ない生徒」でやり切れる量であること
    多すぎず、少なすぎずであること

この3つを兼ね備える教材は正直そこまで多くはありません

この5冊がベストであると思います

「2」と「3」…つまり、「知識量」と「ページ数」がなかなか両立しないのです

知識量が増えるとその分、ページ数は多くなる

ページ数を減らすと必要な知識が得られない…とどうしても矛盾しがちな両者…なのです

が!ちゃんとあるんです、素晴らしい教材たちが!

そちらを一つ一つ、おすすめポイントを詳細に解説しています!

あと、絞った大きな理由がもう一つ!

この時期の高校生、「自分で教材を選べない」という悩みを持つ生徒が多いです

だから、いくつも選択肢があると迷ってしまいます

迷っているうちに、友人や学校の先生、先輩からもいろんな教材を勧められて、更に迷う羽目に…

できるだけ早く受験勉強を進めるためにも「迷い」がいちばんの強敵です!

迷いなく決められるように…という意味も込めました

書籍の紹介の最後には、Amazonのリンクも張っておきますので、気に入ったらそのまま購入できます

そうすれば、2日後にはもう取り組むことができますよね

この時期は「ダッシュ」というくらいですから「スピードが命」です

ぜひ、みなさんの「受験の成功の一助」になれば幸いです

塾長
塾長

はじめる前に…

教材に書いてある「難易度」の紹介です

これをもとににご自分がどれに適しているか、判断ください

難易度対象生徒の目安重視内容
1数学が苦手な生徒向け基礎からしっかり 解き方の基本解説を重視
2基礎力はある生徒向け忘れている内容を思い出すのが主目的
3偏差値50~55の大学を目指す生徒向け中級程度の難易度を確保。量もそれなりに
4偏差値55~60の大学を目指す生徒向け量と難易度を兼ね備える。基礎も固めつつ、難易度の高い問題にも対応
5共通テスト8割超えを狙う生徒量より質を重視。しっかり実力をつけつつ、今後の発展に期待
この時期は共通テスト対策徹するため、文系理系問いません
塾長
塾長

それではまいりましょう!まずは難易度5からです! 

難易度5 「チャート式 数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」(黄・青)

評価 :5/5。

言わずと知れた「チャート」です

これを見ているみんなは、日々チャートを使って勉強していると思いますが、「チャートの効果」について意識したことはありますか

では、チャートの特徴を(黄・青のみ)挙げてみましょう

  • 黄チャートは「共通テストレベル」である
  • 青チャートは「国公立大二次試験」や「私立大学一般試験」レベルである
  • 黄チャートは「問題の解き方」を学ぶことができる
  • 青チャートは「なぜこうなるのか」の原理原則の理解につながる
  • チャートは「問題の質」は高いが、「問題量」が少ない
  • 数学の基礎的復習が必要な生徒には不向きな教材

というのが、筆者である僕の印象です

実際にそのような使い方を生徒にさせてきて、実績を出してきました

受験勉強の手始めに、「とりあえずチャートで始める」という生徒を見かけます

ていうかほとんどの生徒がそうです

で、難易度があっていないせいで、時間ばかり掛かり、

生徒
生徒

このままチャートやり続けていていいのかなぁ…力がついている気がしない

とストレスや不安に駆られていくのが関の山…

問題集は、目的や用途に合った使い方をして初めて意味があります

逆に合っていないと、むしろ逆効果になることもあるのです

とても怖いですよね…

僕は基礎作りのこの時期、チャートをあまりやらせません

かなり力があると認めた生徒以外は、別教材を勧めてきました

逆に力がある生徒にはチャートの色を指定し、やらせていました

現在販売されていないのですが、「完成ノートパック」というチャートをプリント化したものがあって、そちらをテスト代わりにして取り組んでもらっていました

この時期のチャートは、合っている生徒には本当に力がつくベスト教材です

特に理系の生徒は秋以降に「記述問題」取り組むんですが、この時期に青チャートに取り組むことは、その発展への基礎固めができると考えています

「なぜこの問題はこのように解くのか」「どうしてこの公式を使うのか」といった原理や原則を学べるのが青チャートのよいところです

この学びが記述問題への足掛かりとなります

文系の生徒には黄チャートで、「難易度の高い問題」の解法を学びたいところ

文系生徒は数学の記述力よりも応用への対応力を鍛えたい…

原理を知ることよりも多くの難易度の高い解法を知ることが合格への近道です

これらの理由から、冒頭に紹介した「共通テスト8割越えを目指す生徒」には、チャートを全力で解くことをお勧めします

チャートの色は上述のように

  • 文系の生徒…黄チャートがおすすめ
  • 理系の生徒…青チャートがおすすめ

で分けるとよいと思います

「チャートを持っていない」という方のために、Amazonのリンクを張っておきます

価格は各2,000円前後です

現在「Ⅰ+A」、「Ⅱ+B」ともに「増補改訂版」というものが最新版です

「改訂版」や「新課程」など、旧のものを誤って購入しないようにお気を付けください

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この一年は教材を購入する機会が非常に多くなります

一か月に数冊購入する月も出てきます

Amazonで購入することも多いことでしょう

どうせ買うのであればお得に購入できるサービスを利用しましょう

下にAmazon商品をお得に購入するための方法を紹介しておきます

そちらもぜひご覧ください

Amazonで商品をお得に購入する方法【わかりやすくまとめました】

難易度4 数研出版「高校標準問題集 数学Ⅰ+A」「数学Ⅱ+B」

評価 :4/5。

これは「4STEP」や「サクシード」のような教科書傍用系の問題集と、黄チャートの間くらいの問題集です

『4STEP』等が持つ「問題数」と『チャート』の持つ「難易度」を併せ持ったような問題集です

「ⅠA」で150ページ、「ⅡB」で170ページです(問題部分のみ)

「問題数が多い」という印象を持つことでしょう

この難易度4の生徒は、

  • 難易度の高い問題もこなしたい
  • 基礎固めも行いたい
  • 問題数をこなす必要がある

という生徒が該当することが多い

そのため、この問題集をチョイスしました

基礎的な問題から、定番の応用問題まで幅広く揃っています

そしてチャートとは異なり「類似問題」が多いので、できなかった問題に再チャレンジしやすいのが特徴です

また、同じ数研出版の製品なので、チャートや4STEP等にも類似問題があります

そういう意味でも取り組みやすいですね

レベル4の生徒が、3か月でこれをやりこなせたら、受験の成功は近いのではないでしょうか

そういったレベルと言ってよいでしょう

料金はともに1,100円というのもよいですね

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こちらもご覧ください

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難易度3 ベストセレクション 大学入学共通テスト 数学重要問題集

評価 :3/5。

これは数学ⅠAⅡBで合本です

完全共通テスト対策問題集で、回答はすべてマーク式です

基礎問題が半分、実践問題が半分といった構成です

その実践問題もまた半分に分かれていて、半分はやさしめ、もう半分は難易度がやや高めです

この問題集は個人的にかなり好きで、学力レベルが中級くらいの生徒にはほとんどやらせてきました(上級者には用いません)

この問題集のGOODポイントです

  • 共通テストに狙われやすい問題傾向をよく抑えている
  • 「長文系の問題が少ない」
  • 問題数が多い

コレ、かなりポイント高いです!

実は共通テスト対策の問題集って結構取捨が難しいです

共通テストは、国語の問題のような文章の長い問題が多いんですが、そういう長文系の問題は、ある程度やりこんだ後にやらせたいもの

基礎ができていない今に長文系をやってしまうと、力がつきません

(↑コレ、重要な考え方!教材選びの時重視してください!)

本番近くなった秋や冬などにやるべき、と僕は思っています

そういう意味で、この問題集はレベル3の生徒にとってベストです!

価格は869円と超リーズナブル!

ⅠAⅡB合冊ですからね!

問題は、この問題集、毎年更新されていくんですが、今年版が4月30日発売だそうです

Amazonでも現在予約販売となっているので、少しお待ちください

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難易度2 旺文社「基礎問題精講 数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」

評価 :2/5。

最近巷で大人気の「基礎問題精講」を、このレベル2でおすすめします

  • 現在偏差値50前後の生徒
  • 割と基礎力はあるほうだという認識がある
  • 最近やっていない単元が多く、あまり覚えていない単元が多い
  • だけどやり出せばできる自信はある

こんな生徒が対象です

ⅠAだけで240ページくらいあるので、多く感じるかもしれませんが、チャートのような作りなのでそんなに多くはないです

「基礎」と言いながら、まあまあ難しいです

例題の解説が素晴らしく充実しているので、上記のように「基礎力はあるが、やり方を忘れた」という生徒にはよいでしょう

ただ、難易度はあるので、そこそこ基礎力はある、と思えないと厳しいかもしれません

共通テストで6割越えとかを目指したいのであれば、最低夏休みあけまでには、この程度の問題集はこなせるようになっていないと模試の判定は期待できません

目的の多くは「解き方を思い出す、覚える」です

力試しをするのではありません

なので、ガチで解きに行くのではなく、「しっかりと解説を読んで覚える」といった使い方をしましょう

チャートのように分厚くはないので、十分やり切れる量です

価格はそれぞれ1,210円です

リーズナブルですね

Bitly
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難易度1 「初めから始める数学Ⅰ」「数学A」「数学Ⅱ」「数学B」

評価 :1/5。

マセマ出版の大人気書籍シリーズ

このシリーズは細かく難易度に分かれていて、読みながら、解きながらステップアップしていけるのが特徴です

ただ、本当にシリーズがたくさんあるので、やりつくすのはかなり大変です

そのシリーズの第一弾の初級の参考書です

馬場敬之先生のという東大卒の先生が書いています

「東大生がもっとも読んでいる参考書」という肩書が書いてあります

東大生がもっとも読んでいるかどうかはともかく、確かにわかりやすい

語り口調で解説しているのが特徴で、苦手な生徒でもスラスラ読めます

この参考書で隅々までやり直し、「受験数学に慣れていく」のが目標です

「できそう」「解けそう」というイメージを持たせてくれるという意味では、この参考書はベストでしょう

対象の生徒さんは…

  • 現状偏差値45未満の生徒さん
  • 偏差値は45以上あるが、数学が苦手で「受験用の数学の問題集を自力で解くのが、現状厳しい」という生徒さん

におすすめします

このレベル1は「問題数」より「解き方の理解」を優先しています

つまり「わかりやすさ」「内容」です

ですので、難点は「問題数」です

ただし、「4冊を3か月で読み尽くす」というハードさが、「1冊当たりの問題数が少ない」ことを補えると見てこのシリーズにしました

数学が苦手な生徒に適した基礎理解の書籍、他にもよい参考書がたくさんあります

ですが、「量」と「内容」において、この時期に最適なものとしてはこれを超えるものはない、と言ってよいと思います

価格は1冊1,200円~1,500円です

Amazonで購入される場合必ず最新版を購入するようにしてください

「改訂8」が最新です

Bitly
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初めから始める数学II 改訂8
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まとめ

塾長
塾長

「教材編」第1回数学…いかがでしたでしょうか⁉

だいぶイメージはわきましたでしょうか

教材が合っていると、みるみる力がついていきます

  • レベル5…チャート
  • レベル4…高校標準問題集
  • レベル3…ベストセレクション 数学重要問題集
  • レベル2…基礎問題精講
  • レベル1…初めから始めるシリーズ

ただし、お気をつけて…

教材コレクターにならないように!

よい教材こそ使い方が大事!

教材は届いた瞬間、まずやることは「いつまでにこれを終わらせるか」という目標を設定することです

そしてそれを確実に実行すること!

「目標→計画→行動→達成」

この繰り返しが命です

繰り返した先の、最後の「達成」に「第一志望合格」を当てはめましょう!

さぁ!ともにゴールを目指し、頑張っていきましょう!

次回は、学習の仕方が最も難しいと言われる「国語教材編」です

お楽しみに…!

 

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