岡本梨奈 「1冊読むだけで古文の読み方＆解き方が面白いほど身につく本」
古文がスラスラ読めるようになる「読解」と「解き方」のルールがここにある！
こんにちは！塾長タイガーです！
今回は「大学受験・教材編」、「おすすめ参考書・問題集レビュー 国語・古文編」です！
ここでは…
岡本梨奈 「1冊読むだけで古文の読み方＆解き方が面白いほど身につく本」
をご紹介します
この記事は…
- 古文の勉強の仕方がわからない
- 古文が全然読めない
- 古文で全く点数が取れない
- 模試の古文で、よい時と悪い時の点数の差がエグい
といった悩みを持つ方に有益です
筆者である僕の略歴です
- 某有名学習塾の塾長を今年3月まで、10年間勤める
- 個別指導塾としての日本最大の生徒数を樹立
- 大学受験を専門に扱い、数学、国語の教科担当兼保護者対応、生徒進路指導責任者
- 大学受験・第一志望合格率85％以上3期連続達成！
では本題です
古文をスラスラ読めていますか？
古文を読めなくて不安を覚えていませんか？
文法は理解しているのに読解ができない…
はじめは読めていても必ず途中でワケがわからなくなる…
この時期、こういった悩みを持っている生徒多いですよね？
でも、古文の学習には「正しい学習手順」があり、それに従って学習を進めていけば「誰でも安定8割」を取ることが可能だ、ということを前回の記事でお話ししました
まだ見られていないという方は、前回の記事を目を通してからこちらを読んでいただけるとよいでしょう
その「手順」のうちの一つ「読解のルールを知る」…これを学ぶことができるのがこの参考書です
| 書籍名 | 岡本梨奈「1冊読むだけで古文の読み方＆解き方が面白いほど身につく本」 |
| 価格 | 1,540円 |
| ページ数 | 335ページ |
| 学べる内容 | 入試古文を読解するための基本的ルールが学べる参考書 問題集ではありません |
| 対象者 | 一通りの古典文法の学習が済んでいる生徒 共通テスト75～80%の獲得を狙う生徒 GMARCH・関関同立・南山大学などの私立大上位校を狙う生徒 偏差値50台半ばの国公立大中堅校を狙う生徒 |
| 特徴 | 2部構成 1部「読み方のルール」2部「解き方のルール」 先生が講義で生徒に教え、生徒が質問→先生が答える…のような形式で読みやすいように工夫されている |
| ストロングポイント | 解説が細かく、丁寧でかつ多い 内容がかなり濃い 苦手な人や読解の基本がわかっていない人を対象に絞って解説 |
| ウイークポイント | 単語や文法の知識がある程度ないと例文が読めず、かえって古文がより難しく感じる可能性がある 高校3年生限定。1～2年生は読まないほうがよい |
| おすすめ活用法 | 読解用の簡単な長文問題集を併用して、効果を試しながら読むこと |
この参考書の特徴は、とにかく「細かい」「丁寧」「量が多い」です
なぜそうなのか、理由が明確にあり、それがまたこの先生の書籍の特徴でもあるんです
岡本先生を簡単に紹介します（書籍の中に記載あったものをまとめました）
- 岡本梨奈先生はオンライン予備校「ステディサプリ」の人気講師
- 大阪教育大学出身ですが、音楽専攻
- 学生時代、古文が苦手科目だった
- 大学受験は失敗し、一浪した
- 予備校の先生に出会って古文のコツを教えてもらった
- 古文が好きになり、得意教科に変わった
これを公言し、売り文句にしています
苦手教科で悩みまくっていた→コツをつかんで得意になった
この経験を受験生に伝えていきたいらしく、この先生の著書を僕はほぼすべて読んでいますが、その精神がどの作品にも反映されています
それが、この「丁寧さ」「量の多さ」に現れているのです
苦手な子が、「ここつまずくだろうな…」というところを先回りして解説しているのがよくわかります
「初級の解説書」としては、その目的を最も果たしている書籍と言ってよいと思います
この書籍のコラムの中で、自分の体験談を語っています
- …自分は古文が苦手だったが、苦手なことに気付かなかった
- 定期テストでは高得点が取れていたから
- ただ、模試になると「読めない」「取れない」となっていた…
…コレ、すごくあるあるですよね⁉
僕の生徒たちも、とにかく「この参考書で変身する」子が多かったです
理由が先生のこの姿勢にあると思います
「共感」→「頭に入りやすい」この効果は大きいでしょう
「1冊読むだけで古文の読み方＆解き方が面白いほど身につく本」の目的と効果
この参考書の「目的」と「効果」をあげましょう
- 古文の苦手意識がなくなる
- 読めない「恐怖感」がなくなる
- 読解マニュアル、解き方のコツが身につく
の3点が挙げられます
ここで悩んでいる生徒はやってみることをお勧めします
どうしてこの参考書が上記3点をあげられるのか、具体的を一つお話ししましょう
…古文が読めなくなる最大の原因は「省略部分の多さ」にあります
とにかく「書いてない」んです
ない、ない、ない…のオンパレード
これで読んでる先からわからなくなるんです
それをこの書籍では、「書かれていないもの」を読み取るためのマニュアルを丁寧に解説しています
これで受験生の「読解に対する大きな不安」が取り除けている、と言えます
また、第2部の「解き方のルール」が、指示が明確でわかりやすい
たとえば…
- 「解く手順」を身につけろ
- 傍線部の「重要単語」と「重要文法」はまず直訳！
- 不明な単語は「プラス」か「マイナス」かで勝負！
- 主張、主題は「結末部」に多い！
など、上手にわかりやすく端的にまとめています
これは「苦手な子」や、「マニュアルに頼りたい子」にとってはありがたいですね！
マイナス点は「量が多い点」ですね…
これは長所でもありますが、反面短所にもなりえます
「あれもこれも伝えたい！」という気持ちはよくわかります
ただ、もし僕が著者なら、2冊に分けるんじゃないかな…というくらい多いです
逆に言えば、一冊にそれだけ凝縮させてくれているんだからお得ですよね！
読解が苦手な生徒さんは、本格的な実践に入る前に1冊持っておくことをお勧めします
まずは一度読破して、実践を行いながら時々読み返したりするととても効果的ですよ
バイブル的な使い方…これがおすすめです
1，2年生が読むことはお勧めしません
完全に受験対策に特化した参考書ですので、より古文が難しく感じ、心が折れる可能性があります
ある程度やりこんで、古文に悩んでいる、その深さが深ければ深いほど効果が高い…そんな本です
まとめ
さぁ、いかがだったでしょうか⁉岡本梨奈先生、ちょっといいいな、って思った生徒、多いのではないでしょうか？
気になる方、ここで逆転を考えている方はぜひ取り組んでみてください
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これからまだまだどんどん紹介していきます！
ぜひお楽しみに…
