何のために勉強ってするの⁇

塾長タイガーの『教育論』

何のために勉強するの⁇

こんにちは。塾長・タイガーマスクです

きょうはこんなテーマについてお話していこうと思います。

 

こんな思いを持ったことはないですか⁇

子供に勉強してほしい  
これ以上、子供が勉強しないのはまずいんじゃないか

だけど…

学生の時、自分は勉強をしてこなかった
そもそも自分に学歴がない
親に「勉強しろ」と言われてムカついていたことがある

 

 

こんな悩みを持ったことのある保護者の方々に、私から「1つの意見」をお伝えさせていただきます

 

 私は教育者ではありますが、あくまでも私の意見です


これを見ていただいた方が「どう考え、どう行動するか」が大切です


参考にしていただければ幸いです

 

 

本日は

 

「何のために勉強するのか」

 


という、よく子供から聞かれて大人たちが困っている定番の質問についてお話します

 

勉強ってしなければならないの⁇

 



塾長をしていた時、「何のために勉強するのか」…地元の中学校でよくこのテーマで講演したものでした

 


 
また、保護者の方々からも

 

 

「子供に聞かれて答えられなかった。

何と言ってあげるべきか」

 

 

と質問されることが非常に多かった質問です

 

 

私は必ずこう答えていました

 

「では、勉強ってしなければならないと思いますか」

 


するとどんな方も首を縦に振ります

 


実は子供たちに聞いても同様の反応をします

 

 

「好きか、嫌いか」


と聞くと9割以上が

 

「嫌い」

 

と答えます

 

ただし、

 

「やらなければいけないと思うか」

 


と聞くとこれも9割以上が

 

「うん」

 

と答えます

 

 

その通りです

 

「勉強はした方が絶対によい」

 

です

 

 

これはすべての人間において言えます

 

 

問題は「どの程度やるべきか」です

 

 

これが人によって、家庭によって、違うはずです

 

 

ここに「何のために…」がかかわってきています

 

 

 目的や目標によって、勉強の程度が変わってくるのです

 

 

ここから話をすすめる前に、まず…

 

「何で勉強はしなければいけないのか」

 

 

についてあいまいなままだったので、私なりの見解を述べさせてください

 

 

その上で「どの程度やるべきか」を考えてみましょう

 

 

勉強することの「5つのメリット」

 

 

 

勉強には「5つのメリット」があると私は考えています

 

 

  1. 可能性を開く上で最も楽な方法であること
  2. 思考力などさまざまな力がつく
  3. 競争に強くなる
  4. 犯罪の加害者・被害者になるリスクが減る
  5. 継続する習慣がつく

 

 

では一つ一つ解説していきますね

 

 

1、「可能性を上げる」最も楽な方法であること

 

 

まだまだ学歴社会です

 

 

大手企業には、中途半端な大学では入れないのが現状。

 

逆に言えば学歴社会はわかりやすい

 

学歴という出来上がったレールに乗っていけば成果が出せるわけだから、可能性を開く上で、最も楽な道とも言える

 

ただし、ここでこう言った反論が考えられるでしょう

 

 

「学歴がなくても成功している人もたくさんいるじゃん」

 

その通りです

 

しかし、その場合レールを外れて成果を出さなければならないので、リスクが大きいことに気付かれていない方が多いんです

 

 

スポーツや将棋で成功することだってできるぞ

 

…これも同じです

 

 

プロ野球選手などは人口が多いですよね

 

 

これなら…

 

と思うかもしれませんが、実は確率から言うと、プロ野球選手になるには、勉強において東大や京大に合格するのと同じくらい難しいことなんです

 

 

マジか…

 

 

マジです!

 

 

私は塾講師をやっていて東大、京大の難しさは身を染みてわかっています

 

 

とんでもない天才でない限り難しいことです

 

 

努力では乗り越えられない「才能」をいくつも持っていないと難しいです

 

 

才能かぁ…うちの子あるかなぁ

 

 

2、さまざまな力がつく

 

よく子供たちから

 

「理科の知識なんて、将来、使わなくね?勉強する意味なくね?」

 

 

と言われて困ったことありませんか

 

 

私は毎日のように言われる言葉です

 

 

それについては、いつもこのように答えていました

 

 

 

「勉強する意味、すごくあるさ

なぜなら、いろんな脳を使うことができるからだよ

計算力、暗記力、思考力、読解力、文章力

生きていく上で、あった方がいい力だろ?

勉強は知識のためだけにするものではないぞ」

 

たしかにそうだね!

 

 

だいたいみんな納得しますよ!

 

 

ただ、こんな反論も考えられます

 

 

「力がつくのはわかるけど、向いていることをやらせたほうがよいのでは?

それをやっている過程でもそれらの力はつくんじゃないか」

 

 

これについて私は明確に

 

 

No!

 

と言います

 

この子に何が向いていて、何が向かないかは正直わからないからです

 

 

まず基礎力をつけさせてから、いろいろなことにチャレンジさせても遅くありません

 

 

むしろその方が失敗のリスクを減らせます

 

 

…また、その他にも勉強でつく力には、「忍耐力」や「集中力」がありますね

 

これも是非つけたい力ですよね!

 

 

競争に強くなる

 

 

当然ですが勉強は競争ですから、勝ち抜くことで競争に強くなります

 

また、どうしたら勝てるかを考える習慣がつきます

 

また、勉強のよいところは「人との競争」でありながら、直接相手と戦うわけではないので、他人を傷つけないところです

 

要するに結果を出したければ、人を倒すことよりも自己成長させなければなりません

 

 

その結果、勉強で結果が出ると「深い自信」につながりやすいですね 

 

 

できた!超うれしい!

やった!自信がついた!

 

 

犯罪のリスクが減る

 

 

これが意外と言われていないメリットです

 

 

「類は友を呼び」ますから、受験生でシャブをやっている子はいませんよね

 

 

進学校の生徒はやはり進学校の生徒とつるみやすいですから、自ずと犯罪に巻き込まれにくくなります

 

また、これは被害者だけでなく、加害者になるリスクも減るのです

 

価値観が育ちます 

 

例えば、「たばこは脳のシナプスを破壊し、記憶力を低下させる」という事実は現在の中高生ならだれでも知っています

 

勉強を頑張っている生徒なら、それがいかに無駄なことかがわかるでしょう

 

常識じゃん!。

 

 

自然と選択しなくなるのです

 

当然、夜遊びすることやスマホゲームに嵌ることがいかに無駄かと勝手に理解します

 

 

受験終わったらやりまくるさ!今は我慢、我慢♪

 

 

 

継続する習慣がつく

 

 

勉強で成果を出すためには「短期努力」ではダメなことに気付きます

 

 

また一度結果が出ると「それを落としたくない」という心理が生まれるのも上げられます

 

 

勉強の「3つのデメリット」

 

 

…さて、5つのメリットを上げてきましたが、デメリットも上げないとフェアではないですよね

 

 

3つのデメリットについて話します

 

  1. 自由がない
  2. 我慢を覚えさせないといけない
  3. やりたくないことを強制させることで関係が悪くなる

 

 

の3点です

 

 

たしかに朝から晩まで、そして休みなく学校で頑張っている子供たちに、帰宅後も休息もなく勉強していたとしたら…少し可哀そうに感じるかもしれませんね…

 

 

 

 

さて、みなさん、ここまで読んでみてどうでしたか

何を感じられたでしょうか

 

子供たちは「なぜ?」を強く求めています

 

 

「なぜ、何のために勉強をしなくちゃいけないのか?」

 

 

勉強をやろうとしない子供たちは、そのことについて納得をしていません

 

 

お父さん、お母さん、子供に勉強をやらせようとして抵抗されたことありませんか

 

 

また、自分で躊躇(ちゅうちょ)したことはないですか

 

 

 

「自分には学歴がないから」

「自分がやってこなかったから、強く言えない」

「『お父さんも子供のころ、勉強しなかったんでしょ?』と言われて困った」

 

 

という人が多い

 

 

これは全く見当違いです

 

 

イチローのコーチには、イチロー以上の実績は必要か

 

 

答え…「必要でない」

 

 

イチロー自身もそんなものを全く求めていません

 

 

 

コーチ自身の実績など、イチローにとってはどうでもよいのです

 

 

気にしているのはコーチだけです

 

 

子供に必要なのは「明確な答え」です

 

納得しうる「明確な理由」です

 

 

子供たちは納得すれば、あきらめてやり始めます

 

ボク、やる気はあるよ…

 

 

 

親が「明確な答えと目的」を持ち得ているか、をはっきりさせなければいけません

 

 

それがなく、ただ頭ごなしに

 

「勉強やれ」

 

と言い、

 

その理由が

 

「学生の仕事だから」

 

 

 

では鬼のような反発にあい、

 

 

将来にわたって嫌われていくだけです

 

 

理念のない、ブレまくりのワンマン上司に

 

 

「殺したいほど憎い」

 

 

 

と思った経験はないですか

 

 

それと同じことを子供にやってはいないでしょうか

 

 

養育されている子供と、雇われている労働者は境遇が似ています

 

 

頭ごなしの姿勢には、

 

 

「俺が金出してやってるんだから」

 

とか

 

「俺が雇ってやってるんだから」

 

 

と言わんばかりの恩着せがましさを感じやすい

 

 

本当は

 

 

「感謝してもらいたい」

 

 

と思ってますよね

 

 

残念ながら、完全逆効果です

 

 

 

「人を教え導く者」の心構え

 

 

 

まず親がやるべきことは「人を教え導く者」の心構えを育てることです

 

心構え⁇何それ⁇

はい!それは…

 

 

まずあなたが、「人としての在り方論」を書き出してみることをお勧めします

 

 

どういうこと⁇ 何をすればよいの⁇

 

 

はい!簡単です

 

まずはノートを用意してください

 

ノート⁉ それから⁉

 

そしてこれからそのノートに向かって、下記のことを書く習慣をつけてください

 

 

毎日でもよいです

 

月水金の夜22時から、と決めてもよいでしょう

 

 

書くことは…

 

  1. 『過去の自分』『現在の自分』『未来の自分』について」
  2. 「今、自分が『知りたい』と思っていることの、自分なりの答え」

 

 

を書いてみること、です

 

 

 

これらが、あなたの『理念』になります

 

理念とは「あり方」、「価値観」です

 

 

 

たくさん、そして習慣化してください!

 

たくさん書けば書くほど、すべきことが明確になり、あなた自身ストレスがたまりにくくなります

 

 

そして何より周の人が見て、あなたは「ブレにくい人」に見えますから、ついてくる人が多くなります

 

 

 

ここに「子供たちの求めている答えがある」と私は考えています

 

子供たちにとって「親」はあなた方だけです

 

最後の道しるべはあなたです

 

あなたが変われば、子供が変わる…「教育論」は「親学」です

 

 

 

 

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