学年ごとの勉強時間は⁇【最新版を解説】

学年ごとの勉強時間 塾長タイガーの『教育論』

理想的な学習時間について【最新版を解説】

 

 

こんにちは タイガーマスク塾長です。

今日のお話はこんな方々にぜひ聞いてほしいお話です

 

 

  1. 小中学生の子供を持つ保護者
  2. 勉強時間の目安がわからない
  3. 子供には「社会に出て困らないくらいの学力は最低つけてほしい」と考えている

 

 

 

こんな方々に「勉強時間の目安【最新版】」をお話します

 

 

【最新版】としたのは…

 

 

そもそも今の子供たちの勉強事情って、私たち親世代の頃と比べてどうなの?が気になると思います

 

 

それと比較しながら話を進めるためです

 

 

 

また、僕は塾講師なので、学校の先生とは違います

 

 

5年後、6年後または社会に出てから…を見越した視点で見ることができますから、参考になるのでは、と思います

 

 

組織の中にいた時は言えなかったことも、ここなら個人ブログの中なのでバンバン言えます

 

 

是非そういう面からも楽しんでみていただけたら幸いです

 

 

さて、始めます

 

 

 

学年プラス1時間って必要⁉

 

 

 

多くの保護者の方から、よくこういった質問を受けます。

 

学年ごとの理想的な学習時間はどれくらいですか?」

 

 

気になりますよね

 

 

昔、お父さんやお母さんは、こんなことを先生や大人から言われませんでしたか

 

 

 

学年プラス1時間、勉強しなさい!

 

 

多いって!

そんなできるわけないじゃん!

 

って思いますよね

 

 

でも、学校の先生はみんな言っていました

 

 

では、みんなやってたんでしょうか⁇

 

 

いいえ!やってる人なんてほとんどいないし、実際そんなに必要ありませんよ!

 

そんなにやらなくても、みんな国公立大学に行っていました

 

 

では、実際はどれくらい必要であったのか

 

 

まず小学生の例を見てみましょう

 

 

学年理想的な学習時間(宿題+自学)    備考     
小学校1,2年     宿題時間+20分しつけの目的     
小学校3,4年宿題時間+30分しつけの目的
小学校5,6年宿題時間+1時間算数中心

 

 

個人差はありますが、基本的にこれくらいは最低やらないと…

 

 

  1. 基礎力が乏しくなる
    習慣がつかなくなる
    →学年が上がり確実に苦労する
 
 
 
…と言えます

 

 

 

また、小学生は、単元が終わると100点満点の「単元テスト」を受けます

 

 

小学生の平均点はたいてい80点前後です。

 

 

ですから80点をよく切ってしまう生徒さんは黄信号です

 

 

 

この場合は週末とかでよいので、家族が一緒に見てあげる時間を作つ必要があります

 

 

基本的に「家族で見る」で十分です!

 

 

 

 

次に中学生を見てみましょう!

 

 

学年 理想的な学習時間(宿題+自学)   備考
中学1年生 学校の宿題+1時間 学校の宿題の量による   
中学2年生 学校の宿題+1時間半 同上
中学3年・部活終了前   学校の宿題+2時間 同上
中学3年・部活終了後 学校の宿題+3時間以上 受験勉強

 

 

 

どうでしょう⁇

 

 

 

ひょっとしたら、中学生がやや少なく感じるかもしれません

 

 

ただ、中学生は宿題が多く、毎日一時間前後かかってしまう生徒も多いので、これだけあれば十分ですね

 

 

むしろ「毎日必ずやる」習慣づけの方が大切なので、多すぎるとやらなくなります

 

 

 

また、

 

 

これに塾に通っている場合、塾の宿題はどちらに入るのか?

 

 

 

が気になりますよね

 

 

塾の宿題が毎日ある場合は、塾の宿題は「自学」の中に入れてください!

 

 

 

 

塾と言ってもいろいろなタイプがありますので、個別で考えていかなければなりません

 

 

 

が、今日の話は「一般論」を伝えてイメージを抱いていただくのが目的ですので、ご理解ください

 

 

 

現代の「勉強事情」は⁇【最新版】

 

 

 

さて、これは昔のお話

 

 

今はどうなっているのでしょうか。

 

 

今の子供たちは、親世代と比べて勉強内容は難しいのでしょうか、簡単なのでしょうか

 

 

どう思いますか

 

 

 

どうなんだ⁉ 簡単になってるんじゃないの? 

 

 

 

答えは…

 

 

難しい!

 

です

 

いや、むしろ

 

超難しい!

 

が正確です

 

 

そうなの⁉ どれくらい⁇ 

 

 

 

気になりますよね?

 

 

 

では、「親世代」と「現代」で、どう違うのか? 説明します! 

 

 

 

 

具体的に違う部分は次の二点です

 

 

  1. 「脱ゆとり教育」
  2. 「英語」の比重増

 

 

実際どうなんでしょうか。具体的にご説明しましょう。

 

 

「脱ゆとり教育」…よく聞く言葉ですよね

 

 

実際、どうなのか

 

 

ふむふむ。どうなんだ? 

 

 

 

どれくらい難しくなってるのか?

 

 

 

前回の4年前の教科書改訂でこんな変化がありました 

例を二つ挙げてみます 

 

 

 

理科の教科書…1.4倍厚く!
覚えるべき英単語…900語→1200語!
 
 
 

い、…1.4倍⁉ すごい! 

 
 

そうなんです!これだけでも驚きですね

 

 

 

じゃぁ、ゆとり教育っていつ頃の話なんでしょうか⁇

ご存じですか?

 

 

 

 

よく職場でも、おじさん上司が若い世代を

 

 

「まったくゆとり世代は…」

 

 

 

とか言ってバカにしてるのを聞いたことがありませんか

 

 

では10年前くらいがゆとりなのでしょうか

 

 

違います! 

 

 

 

ゆとり教育は、1960年代から2010年くらいまでなんです!

 

 

つまり、今働いているほとんどの世代が「ゆとり世代」ということなんです

 

 

驚きませんか⁉

 

 

今60歳くらいで

 

 

「おい!ゆとり世代!」

 

 

とか言ってたあのおじさんも、しっかり「ゆとり世代」なんですよ

 

 

 

ワシ、ゆとり…マジで?  

 

 

 

しかもその世代の人たちは「土曜日」も学校があり授業を受けていました

 

 

ということは、今よりもゆったり教えてもらってきているわけですから、「より」ゆとりなんですよね

 

 

え⁉より「ゆとり」⁉

うそでしょ⁉嘘だって言って… 

 

 

 

残念。嘘じゃないです。そうなんです!

 

 

今は昔に比べて休日が多いのも、子供たちに負担を増やしている原因なのです

 

 

授業時間は少ないのに、内容は増えている!

 

 

これは可哀そうです

 

 

 確かにかわいそうね…いけない。怒りすぎてるかしら… 

 

 

また今の指導方針は「アクティブラーニング」が主体なので、更に可哀そう!

 

 

 

これについてはまた詳しく記事にしますね!

 

 

さて、戻ります!

 

 

今の世代の子供たちの理想的な学習時間です 

下の票をご覧ください

 

 

学年 理想的な学習時間(宿題+自学) 備考
小学校1~4年 上記時間と同じ しつけの目的
小学5年生 宿題時間+1時間20分 しつけの目的
小学6年生 宿題時間+1時間30分 算数中心
中学1年生 宿題時間+1時間半 学校の宿題の量による 
中学2年生 宿題時間+2時間 学校の宿題の量による 
中学3年・部活終了前 宿題時間+2時間 学校の宿題の量による
中学3年・部決終了後 宿題時間+3時間以上 受験勉強

 

 

少し補足情報

 

 

小学校低学年は今まで通りでよいです

 

 

目的がしつけだからです

 

 

小学生の勉強は、5,6年から増やすことが必要

 

 

今の教科書は明らかに小5から比重がかかっています

 

 

「中学準備」は小5から…が常識ですね

 

 

 

要注意が英語です!

 

 

 

英会話はできれば早めからやらせておいた方がよいですが、なるべくお金をかけないやり方を模索すべき

 

 

 

現在の英語教育の現状を詳しくお話ししないとこれは決められませんから、次回はこれをテーマにしたいと思います!

 

 

 

1つだけヒント!

 

 

「英会話」と「学校英語」は全く別

 

 

「英会話」をやっていたからと言って、学校の英語が上がるとは限りません

 

 

「日本語が喋れる」ことと「国語の点数が上がる」こととは別、これと全く同じ理屈です

 

 

ちょっと残念なお知らせでしたかね…

 

 

 

中学生は正直、勉強時間は増やすべき 

 

 

ただし、実際は部活や宿題等もあり、平日はなかなかこれ以上は増やせません

 

 

その分週末をうまく利用すべきです

 

 

 

問題が一つ!

 

 

昨今「部活動時間の削減」が文科省の方針。

 

 

 

しかし、その時代の流れに逆行して、保護者主催の「夜間練習」や「週末一日練習」が流行ってしまっています

 

 

これが無秩序(ノールール)で行われていて、全く勉強時間が取れない…という生徒が増えている地域もたくさんあります

 

 

また、これとは別にスマホやSNSの急速普及が勉強時間の減少に拍車をかけています

 

 

それに反して、それらのリスクを無事回避できている生徒さんは成績を爆上げしている現状

 

 

「成績格差」が年々増加しているのです

 

 

「誘惑との戦い方」「スマホ・SNSの使わせ方」は非常に大きなテーマです

 

 

 

最も質問相談が多い分野です

こちらは回数を分けてお話していきますね!

 

 

まとめ

 

 

 

勉強時間や学習内容について、小中学生の間は、本人の意思を尊重しつつも、「親が主導で決めていく」のが自然です

 

 

では、どんなことをやらせていくべきか…教材等の紹介等も含め、これからお話していきます

 

 

お楽しみに…!

 

 

 

さて、どうでしたか?

 

 

平均的な必要時間、背景、理由と共に書いてきたが、どう感じられたでしょうか

 

 

ご自身の家庭ではどういうルールを設定すべきか

 

 

先日の内容でも触れましたが、とにかくきちんと紙に書きだしてみてください

 

 

子供は親の「朝令暮改」感(=いつも言うことが違うこと)を非常に嫌います

 

 

ブレないように紙に書くこと、これは仕事でもプライベートでも絶対に必要です

 

 

特に「人に影響を与える立場」の方は絶対に必要と考えます

 

 

 

今日の内容をぜひ、実際に生かしてみてください

 

 

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