「誘惑」との戦わせ方【最新事情を分析】

塾長タイガーの『教育論』

スマホの扱い、どうしたらいの⁉

スマホはいくつから持たせるべき⁉

 

こんにちは!塾長タイガーマスクです

今日はこんな人たちにぜひ読んでほしいお話です 

小中高校生を子供に持つ保護者
スマホやSNSの扱い方に悩んでいる方
子供の勢いになかなか勝てない方

今日は子供の「誘惑」についてのお話です

対象は、スマホ、SNS、ゲーム、動画など、ですかね

 

みなさんにいくつかの質問をします

 

お子さんがいない場合は、いると仮定して質問に答えてみてください

 

スマホは持たせてますか?

 

何年生から持たせていますか?

 

持たせていない場合は…

 

何年生から持たせて良いと思いますか?

 

持たせている場合

 

ルールは決めていますか?

 

決めている方…

 

どんなルールですか?

 

「21時以降は触らない」
「自分の部屋には持ち込まない」
「勉強中は、食卓の充電器の上に置く」

 

など…いろいろありますね

 

それとも全くノールールですか?

 

ありがとうございます

 

 

…気付かれましたか?

 

これはしつけのお話なんです

 

要するにあなたのご家庭では、しつけについてどうお考えですか?と聞いているのと同じです

 

 

昔も今も、何も変わっていないんです

 

ファミコンやプレステがスマホに変わっただけなんです

 

そう言うと…

 

「スマホは違うでしょ!」

 

とか

 

「スマホとプレステ、一緒にしちゃいかんでしょ!」

 

という声が聞こえてきそうです

 

 

果たしてそうでしょうか?

 

先日もある保護者から…

 

「スマホはしつけの対象外って、気がしてきました」

 

と相談されました

 

 

いやいや!

それは全く違いますよ!

 

スマホもゲームも同じです

 

しつけのはんちゅうです

 

それを証明してみましょう

 

 

スマホは子供にとってどんなもの⁉

 

スマホとゲーム…

 

違いとしては「用途」ですかね

 

ゲームは完全に遊戯用

 

スマホは「通信」用途がある

 

「連絡用」を考えれば、必需品要素もあるでしょう

 

ここは大きな違いですね

 

しかし、そこに大きな落とし穴が潜んでいそうです

 

 

では、「同じ部分」を指摘してみましょう

 

両者は「嗜好性」が強いもの…要するに「刺激」「誘惑」です

 

つまり、子供たちにとっては、

 

「我慢できなくなるもの」

 

であり、そのせいで

 

「優先順位を狂わせる」

 

結果になるものです。

 

スマホは、それ一つで…

 

無制限に友達と話す(しかも複数と同時に…!)
ゲーム(通信機能でみんなでできる!)
動画
漫画
いかがわしいことも…

 

これだけのことができてしまいます!

 

「ウチはブロックしてるから…」

 

ブロックなんか効果ありませんよ

 

Twitterの、中学生や高校生のやり取り、検索してみてください

 

目を疑う光景が広がっています

 

「〇〇してる写真見せて」
「僕の〇〇してる動画見たい人、リプください」

 

 

おいおい…キミら、その次の一歩踏み出すと、その先は犯罪だよ…

 

逮捕だよ…!

 

わかってないですよね⁉

 

これは、史上最悪のツールであると、と言っていいと僕は思います

 

 

そして、僕がいちばん問題視するところは、

 

「お父さんやお母さんが、自分の子供がやっていることに気付いていない」

 

ココなんです!

 

…むむむ…!

 

「保護者」ですよね?

 

保護できないじゃないですか!

 

どこで、何してるかわからない子、保護できますか?

 

どうやって?

 

保護に大切なのは、「管理下にあること」です

 

 

話を戻します

 

スマホが誘惑であることはおわかりでしょう

 

誘惑が子供にとって、いかに危険か…

 

子供が大人と違うところは、経験が少ない分「選択肢」がないことです

 

大人には「選択肢」があるから、「選択」することができます

 

「選択」の例を見てみましょう

 

大人にも誘惑はたくさんあります

 

子供より多いでしょうね

 

ただ、大人の場合は、「踏みとどまること」ができるのです

 

「あ、このままだとやばいな」
「早めに辞めないと、ダメになるな」
「今、我慢して頑張れば、来年〇〇になれる、頑張ろう!」

 

…経験がある分、「先」がわかるから出てくる「選択肢」です

 

「頑張ったらどうなるか?」

 

「このままズルズルいくと、どうなっちゃうか?」

 

知識として知っているから、選択できる

 

踏みとどまれる…

 

だが、子供にはそれがない

 

「この先」がわからない

 

これは怖いですよ

 

「先」を知らない子供たちが、時計を見て、スマホをしまって、

 

「まずい、そろそろやらなきゃ」

 

と思いとどまることが期待できるでしょうか

 

できるわけがないんです

 

先日の記事に書いたように、子供にとって勉強は、何はともあれ可能性を上げます

 

誘惑に勝てない子供を作ることは、可能性を上げられる機会を大幅に減らすことになりかねません

 

では、スマホの「用途」の違い、つまり通信手段、連絡用としての一面をどう判断すべきでしょうか

 

連絡用でしたら、スマホでなくてもよいはずです

 

電話機能だけの携帯電話でもよいでしょう

 

メール機能だけのモバイルもあります

 

そもそもなぜ連絡用ツールを持たせる必要があるのでしょうか?

 

5年前にさかのぼれば、ほとんどの中学生が誰も持っていなかったものが、なぜ急にそんなに必要になったのでしょう?

 

こんな保護者もいました

 

「今の時代、物騒だから、持たせとかないと危険じゃない?」

 

 

果たしてそうでしょうか⁇

 

今は、防犯カメラがそこら中にあります

 

ほとんどの車にはドライブレコーダーが設置されています

 

今はオフラインの世界では、極めて監視体制が行き届いています

 

むしろオンラインの世界の方が、数百倍、それ以上の危険性をはらんでいます

 

 

誘惑との戦わせ方

 

 

では、どう誘惑と闘わせたらよいのでしょうか

 

僕は決して、スマホを持たせてはいけないとは言っていません

 

持たせること、大いに結構でしょう

 

ただし、ルールを作ることです

 

各ご家庭で、しっかりとしたルールを作りましょう

 

それを守っていれば「よし」

 

守れなければ、「厳しい罰」が待っている

 

これが正しいあり方です

 

これならわかりやすいよ!

 

子供にとって選択肢をわかりやすくしてあげること
ただし決めたルールに対しては、どんなことがあっても守らせること

 

これはとても大切なことです

 

ここで注意!

 

大人がブレないこと
緩くなったり、突然理不尽に厳しくしたり、これは絶対に避けること!

 

こうして子供は「ルール」を覚え、「バランスよく」育っていきます

 

めっちゃシンプルな法則です

 

 

まとめ

 

 

これはしつけの問題でなんです

 

しつけは、それこそ家庭によって決めるべきこと

 

僕はここに表面的なデータを持ち込むつもりはありません

 

「中学生のスマホの所有率」
「スマホの使用時間と成績の関係」など…

 

そんなもの、二の次!

 

どうでもよいただのデータです

 

しつけは子育て中の家庭にとって、最重要事項です

 

しつけは、その家庭にとっての…

 

「人としてのあり方」
「社会とのかかわり方」
「お金や職業のとらえ方」など

 

基本となる決め事です

 

決まってないとダメなんです

 

では、何が決まってないとダメなんでしょう

 

僕がいちばんはじめにした質問、覚えてますか?

 

それぞれみなさん、答えていただいたと思います

 

もう一回、それらを聞きます

 

そして、今度はそれらに

 

「なぜ?」

 

をつけて答えてみてください

 

…ではいきます

 

 

スマホは持たせてますか?

 

何年生から持たせていますか?

 

持たせていない場合は…

 

何年生から持たせて良いと思いますか?

 

持たせている場合

 

ルールは決めていますか?

 

決めている方…

 

どんなルールですか?

 

それとも全くノールールですか?

 

…ありがとうございます!

 

 

…その数々の「なぜ?」に対する答え、それがあなたの家庭のルールです

 

そして子供には「ルール」とともに「なぜ?」を必ず一緒に伝えることです

 

それが親子関係を長く円満に続ける秘訣と考えています

 

 

しつけは深い問題ですね

 

「しつけ論」という一つ学問ができるレベルです

 

次回、「しつけ論」の第1回をやってみましょう

 

お楽しみに…