しつけ論 第3回【令和版しつけ術】個性を伸ばすしつけ法、黄金ルールその2

塾長タイガーの『教育論』

個性を伸ばしながらしつけていくことって、できるの⁉

「家族は最小の社会」

塾長

こんにちは!塾長タイガーマスクです

今日は、こんな人たちにぜひとも呼んでほしいお話です!

  • 小中高校生を子供に持つ保護者
  • 子供との関係に悩む保護者
  • 子供のしつけに迷いのある保護者
  • 子供が言うことを聞かないことに悩む保護者
  • 個性を伸ばす教育に関心のある保護者

令和版しつけ術黄金ルールのその2です

その1をご覧になっていない方は、よろしかったらそちらをご覧になってからこちらをどうぞ

塾長

それでは早速結論です 

黄金ルールその2
 指示は「1回」で

これだけです

どういうことでしょうか

塾長

もう少し詳しく説明しますね

指示は一回ですべて伝えきること
後から後から
次から次へと
新しい指示を加えてはいけないこと

具体例で示してみましょう

あるお母さんが、あまりに勉強しない息子に…

お母さん

勉強しなさい!

と言いました

息子くん

は~い

…そして次の日もちゃんと勉強していました

息子くん

♪~♪~♫

だけど、音楽を聴いている!そこでお母さん…

お母さん

音楽をやめなさい!

塾長

はい!NGです!

これが「重ねて出す指示」…これをやめましょう!

お母さん

ええ⁉でも…

お母さん

ほっといたらあの子、どんどん甘くなるから…今言わないと!

塾長

わかります!たしかにその通りです!

ただ、こどもの目線で考えてみて!こどもは…

息子くん

…どんどん厳しくなる…

て思っています

どちらが正しいでしょうか⁇

お母さん

そんなの!わたしに決まってるじゃない!聞くまでもない!

塾長

いえ!残念ながら、今回は「こども」です! 

お母さん

えぇ⁉

息子くん

マジで?イエ~イ! 

お母さん

うそでしょ⁉ワケがわからない!理由を教えて!

塾長

はい、わかりました

では、よく考えてみましょう 

むすこはお母さんの指示を守って、勉強していたんですよ!

3日前より甘くなっていましたか?

いませんよね

むしろよくなっています!

息子くん

うん!ボクは勉強してたね~

その上で更なる指示が飛んできたんです。ということは、むすこの

息子くん

…どんどん厳しくなる…

は理論的にも正しいのです

お母さん

…ん~ たしかに…でも音楽聞きながらやってるんだよ! 

塾長

たしかに!お母さんの言っている「内容」も正しい!

「ながら勉強」…たしかにやめたほうがよいです!

ただ、なぜそれならはじめからルール化しておかなかった⁉

お母さん

だって、その時はとにかく勉強していなかったから「やらせなきゃ」と思って…

塾長

ですよね?

ただし!

昨日の時点でもうお母さんは間違っていたんです

「冷静さ」がなかったんですよね!

お母さん

勉強しなさい!

というむちゃくちゃ大事な指示を、怒りにまかせて言ってしまった…

この時点で失敗です

何で「指示は1回」でなければならないのか?

これを許してしまったら、もうお母さん、止まりません!

  • 字を丁寧に書きなさい
  • 集中してやりなさい
  • せめて1時間はやりなさい
  • 部屋を片付けてからやりなさい…

心当たりありませんか?

あぁ…

ここから不幸な親子関係が始まってしまうからです…

塾長

前回のおさらいです!

黄金ルール その1
「常にこころを平穏に」

もし、お母さんが昨日冷静なら、たぶん昨日は言わなかったでしょう

お母さん

言わなきゃいかんなぁ…

と思いながら

いつ、どうやって伝えるか

冷静に考えたでしょうね

指導者にはこの心構えが必要です

指示や号令が

思い付き
感情的
朝令暮改的(コロコロ変わる様子)

この指導者は残念ながら指導者としては不適格です

この指導者の下では、よい人材は育ちません

こどもの個性は伸びませんよ

お母さん

でもゲームばっかりやってて、私が厳しくしなきゃこの子は…

塾長

ですよね⁉だけどここにも問題が…!

じゃあ、何でゲームを与えた時に、ルールをきちんと決めておかなかった?

お母さん

…そうね…それはたしかに反省してる…

…それじゃあ、勉強しなくてあたりまえですね

さて、それでは…

塾長

人が育つ環境とは⁉

  • きちんとルール化された社会
  • 信頼関係の上で成り立っている社会

こうなると人は安心してのびのびと活動ができます

だから個性が伸びるのではないでしょうか

「家族は最小の社会」

この社会の運営責任者は保護者であるあなたです

この社会をどうするかは、あなたが決めることができるのです

「最大級の権利」と「最大級の義務」を持っているんです

さぁ、素晴らしい社会を作りましょう

まとめ…こどもは親の鏡

塾長

まとめます

黄金ルール その2
 「指示は1回で」

これを守りましょう

必要なことはそのときにすべて伝えましょう

ルールとしてきちんと伝え、同意の上で決めましょう

守っていたらほめましょう

息子くん

うん、ほめられたらうれしいし、また頑張れるよ!

守れていなければ悪いのは80%こどもです

お母さん

20%は?

ルール自体が合っていない可能性があります

そこも踏まえてもう一度考えましょう

お母さん

ながら勉強をやめてもらいたいんだけど…もう言っちゃいけないの?

塾長

全くそんなことはありません

新たにルールを追加すればいいんです

そのかわり、その話を「すべきタイミング」を見計らって伝えましょう

そしてそのときに伝えるべきことはすべて話し合いましょう

こうすることであなたは口うるさくなくなります

そして、言いたいことの10分のⅠくらいしか言えなくなります

それくらいでちょうどいいんです

お母さん

うわ~、できる自信、まったくない~

塾長

ポイントとコツがあります! 

「できていること」を見つける習慣を持つこと

です

こどものやること、気になることだらけでしょう

言いたいことしかないかもしれません

そこで発想をチェンジして!

お母さん

ま、いっか。ここまでできているんだし…

去年から考えたら大きな進歩か…

とかね!

で、本当に言わなきゃいけないことだったら、時期を見極めて行ってあげよう

あなたがこどもを尊重して接していたら、必ずこどもは応えてきます

こどもは親の鏡

あなたが変わればこの子も変わる

こどもを変えることは難しいこと

だけど、自分を変えることは誰にでも簡単にできること

令和にはばたく、あなたのこども…

「個性を伸ばす」育成法で、いきいきと育てていきましょう

塾長

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました

次回からいよいよ勉強の話…

塾長のわたし、やっと自分の仕事ができます

塾一筋で生きてきた僕から。塾の選び方、通い始めるべき時期、適正価格など…塾選びのコツをお話します!必見です!

それではまた…

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