国語を極める!
まずは単元を決める!【現? 現・古? 現・古・漢?】

まいどっ、塾長タイガーです!
今回からいよいよ「各教科、勉強の進め方編」、まずは国語からです!
このページに初めて飛んできた、という人は、まず【本編】から読まれることをおすすめいたします
国語はご存じの通り、以下の3つの単元に分けて勉強を進めます
(テストは同一です!分かれていません)
- 現代文
- 古文
- 漢文
ここで注意が必要!
自分が受ける大学が…
- 「現代文のみ」
- 「現代文・古文のみ」
- 「現代文・古文・漢文」
なのか、把握できていますか⁇
国公立大学の人はほぼ全員「現代文・古文・漢文」型です
私立の場合がさまざまなので、把握が必要です

え~、よくわかんな~い
という生徒は、以下のサイトで確認してください
大学名を検索→学部(学科)を表示→共通テスト利用入試(科目・日程)をクリック
でOKです
ただし、第一志望が「現代文・古文」だからと言って…

いぇ~い。漢文いらな~い!教科、減った~
…と喜んではいけません!
第二志望で、第三志望くらいまで調べてみましょう
第二志望、第三志望では「現代文・古文・漢文」だった!
ということもよ~くあります
この場合は漢文もやった方がよいですね
逆に、第一、第二は「現代文・古文」、第三で「現代文・古文・漢文」、となった場合は不要でしょう
まず、第三志望の大学を考え直す必要があります
判断に迷ったときは…とりあえず夏は漢文、取り組んでおきましょう
漢文程度であれば、そんなに大きなロスにはなりません
第一志望、第三志望「現代文のみ」、第二志望「現代文、古文」となった時の古文の扱い、悩みますね…
こういう場合は学校の先生に相談しましょう
ボクは正直やった方がよいと思います
なぜなら、今ここでうかつに「現代文のみ」にしてしまうと、大学の選択肢がグッと減ってしまうからです
これはあくまでも一般論です
その生徒の状況や志望大により大きく選択肢は変わります
キミのことをよく知っている担任の先生や進路指導の先生に直接相談しましょう

それでは早速中身に入ります
⑴現代文、⑵古文、⑶漢文…の順で解説します!
現代文

それでは現代文の学習の大きな流れです
⑴ 読解マニュアルの読破(2週間くらい)
↓
⑵ 読解トレーニング問題集の攻略(10日間くらい)
↓
⑶ 本番レベル模試型問題の受験(最後の2日間)
(偏差値45以下の大学を志望する生徒さんはなしでもOK)
この順番を守って行っていきましょう
⑴~⑶で使う教材をそれぞれ紹介していきます
⑴⑵は「全員共通」です
⑶は「偏差値45以下の大学を志望する生徒は不要」としています(まずは問題になれることが大切です。焦らずじっくりやってください、という配慮です)
量はそれほど多くないです
ですから他の教科とのバランスを見て上手にスケジューリングしましょう
現代文・読解マニュアル
まずは「読解マニュアル」を「10日間くらい」で読み切る計画を立てましょう
Gakken 「きめる!共通テスト 現代文」 定価1,540円(税込み)
読解マニュアルはこちらがおすすめです
世の中には非常に多くの「現代文マニュアル本」が存在します
「共テ対策」という名目なら、その中でも間違いなくコチラがダントツのいちばんです
理由は2点
- 共テに完全特化した参考書であること→共テ現文の読み方、選択肢の選び方を専門に解説!
- 「マーク式小説問題」の読解専門書はなかなかなく、しかも超有益!
「共テの現代文」は超特殊です
専門的な読解法が求められます
共テ現代文の特徴をあげましょう
- 「速読」が求められる!⇒制限時間20分!素早く読み切って、正しく選択肢を選ぶ技術!
- 「心情」を5択から選ぶ…独特な小説問題への対応力!
「心情問題は心情でない部分に答えがある!」(「きめる!」から引用)など…
これらの対策に最適な参考書がコレ、というわけです
また、この参考書は読み終わっても取っておきましょう
読解はスランプにおちいりやすいです
そんなときにもう一度読み直すと、改めて新鮮な感動をもらえ、以前よりも読解力がパワーアップします
スランプとはそういうものです
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
現代文・読解問題集の攻略!
次に「読解問題集の攻略」です
読解問題集は以下の問題集がおすすめです
旺文社 「共通テスト実戦対策問題集 現代文」 1,100円(税込み)
「評論問題5題」「小説問題5題」の計10題掲載しています
1日1題で10日間…てとこでしょうか
読解マニュアルでつちかった知識をガンガン実戦で使ってみましょう!
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
国語・本番レベル模試型問題の受験
最後に「本番レベル模試型問題の受験」です
こちらは「国語」で一つですので、「古文・漢文」も共通です
夏休み最後の2日間を使って受験することをおすすめします
「現代文のみ」の方は、そのうち「現代文」のみを受験してください
「現代文・古文」の方は「現代文」「古文」を受験ください
時間はすべての生徒共通で80分です
Z会 共通テスト実戦模試 国語 1,430円(税込み)
- 偏差値65以上の大学を目指す生徒…70%
- 偏差値60~65の大学を目指す生徒…65%
- 偏差値55~60の大学を目指す生徒…60%
- 偏差値50~55の大学を目指す生徒…55%
- 偏差値45~50の大学を目指す生徒…50%
上記得点率を目指して取り組んでみよう!
この問題集は、模試型問題が8回分(過去問含む)入っています
夏休みはそのうち2回分を使用します
残りは9月以降に月イチくらいのペースで受験し、力の伸び具合を試してみよう!
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
古文

次に古文。勉強の流れを説明します
単語トレーニング(期間中ずっと)
文法トレーニング(10日間程度)
↓
読解トレーニング(10日間程度)
↓
本番レベル模試型問題の受験(最終2日間)
「本番レベル模試型問題」は偏差値45以下の大学を志望している生徒さんはなしでもOK
…の順で行います
こちらも「現代文」同様、毎日ではなくてよいので上手に振り分けてください
それでは各教材紹介します
単語トレーニング用教材
東進ブックス 古文単語 FORMULA600 1,100円(税込み)
全員共通
単語帳はこちらをおすすめいたします
ボクは、共テの攻略には単語数「500~600」は必要、と感じています

え?多くない?私が使っているの、300なんだけど…
わかります
ボクの塾でも、以前は300程度を使っていましたが、どうも苦戦していました
そこで500以上の単語帳に変えたところ、生徒たちの得点力が上がったため、最近では「500以上」の単語帳を使わせていました
なお、一つの単語に意味をいくつも掲載している単語帳が更によく、こちらはその両方を満たしています
普段使っているものがあり、そちらを活用する方はそれでもかまいません
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
文法トレーニング用教材
旺文社 基礎からのジャンプアップノート 古典文法 演習ドリル 814円(税込)
全員共通
文法問題集、たくさんありますが、受験生用としてはコチラをおすすめします
助動詞は当然ですが、敬語、助詞の問題が多く、細かいのがおすすめです
ゆっくり取り組んでいてはいけません
ちゃっちゃと終わらせましょう
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
読解トレーニング用教材
駿台文庫 短期攻略 大学入学共通テスト 古文 935円(税込み)
本番さながらの実践問題が練習できる問題集です
10題掲載されているので1日1問で10日で完成します
難しい問題が多いですが、食らいついて頑張っていきましょう
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
読解がどうしてもできない…という方は…
岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本 1,540円

古文、全然読めない…ムリ…どうしよぉ…
大丈夫、キミだけじゃない!
そんな子、まだたくさんいます!
そんな人のために…
読解マニュアルです
かなり力が付きます
まずはコレを至急読んでから、上記読解問題に取り組むことをおすすめします
レビュー記事もありますのでそちらもよかったら目を通してみてください
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
本番レベル模試型問題用教材
*「現代文」と共通です。そちらをご覧ください
漢文

最後に漢文の学習の流れを説明します
句法トレーニング(10日間程度)
↓
読解トレーニング(10日間程度)
↓
本番レベル模試型問題(最後の2日間)
「本番レベル模試型問題」は偏差値45以下の大学を志望している生徒さんはなしでもOK
非常にシンプルです
漢文は慣れれば得点力がグングンつきます
たくさん書いて、たくさん解きましょう
こちらも毎日ではないので、上手に割り振りましょう
句法トレーニング用の教材
Gakken 書きこみノート 漢文句形 1,155円(税込)
句形練習の問題集、たくさんありますが、量的な関係からコチラを推奨しています
ページ数は多いですが、記述部分が少なく1ページくを数分で終わらせることができます
それが、この夏の教材としてコンセプトに合っています
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
読解トレーニング用教材
駿台文庫 短期攻略 大学入学共通テスト 漢文 935円(税込み)
こちらも古文と同様ですが、9回分テスト型問題が入っています
ガンガン解いて「目指せ!漢文フルマーク!」
購入する場合は保護者の方同席のもと行ってください
本番レベル模試型問題用教材
*「現代文」と共通です。そちらをご覧ください
…以上が「国語」の学習の進め方編でした!
それではまた【本編】に戻り、次の教科に進んでください